福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
そういえば60歳にしたこと、
①禁煙
②ダイエット
③ジョギングを開始
④お箸の持ち方を矯正(なんと60歳でようやく!)
この中で最も大変だったのは、②のダイエットです。
ダイエットに比べれば、禁煙はず~っとラクでした。
ところで「禁煙セラピー」
いくらなんでも読んだだけではどうでしょう?と思い、
まず作戦を立てました。
実務書の読み込みと同じやり方にしよう!
結果、これが成功してピタっとタバコをやめ、
8年が経過しました。
やめてから一年くらいは、
『もし明日死ぬなら、やっぱりタバコ吸ってみようかな?』
『85歳ころ、この世に未練もなくなったら吸おうかな?』という未練がましい気分がわずかに残っていました。
ですが今は、明日死ぬとしても、
『貴重な時間をタバコごときに費やせない。つまらない』と思っています。
きれいさっぱり、タバコへの依存は消え去りました!
ウチは企業じゃないよ、○○商店だから。
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
昔なら喫茶店、今ならカフェ?で、
百回くらい聞いた気がする会社員の会話です。
「ウチはさ、企業なんてレベルじゃないよ、
今でも○○商店のままでさ」
それほど耳にする、つまりそれほど多いケース。
社内派閥、社内営業、社内政治、これらもよく聞きます。
起業してからの流れは、表現はいろいろありますが、
創業期⇒発展期⇒成熟期⇒衰退期
衰退期から再び発展期に向かう企業はごく限られています。
原因のひとつは、社員の質の違いだと思います。
創業期=まだ小さい企業。求人してもわずかな応募数です。 その数人から採用した社員
発展期=どんどん業績をあげ、人件費も潤沢に使えます。 求人広告にもその状況が反映され、驚くほどの応募数です。 その数百人のなかから採用した社員。
どうでしょうか?
その違いは、古参社員も当然感じ取ります。
そして多くの場合、残念ながら「保身」に走ります。
社内に派閥ができ、対立し、軋轢が生じ……
そこで、大忙しの創業社長がどうするか?
社内がギクシャク。
派閥メンバーが交互にいろいろ訴えてくる。
足の引っ張り合いに明け暮れているようだ。
「え~い、俺のいうとおりにしろ!」
面倒になって、トップダウンがさらに強くなり、
かくして○○商店に逆戻り。
この時期を、組織づくりをして乗り越えれば、
衰退期をものともしない強い企業になるのですが。
人とは、いったいなんだろう?
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
60歳のときに禁煙しました。
20歳の誕生日に吸い始めてちょうど40年。
言い訳ですが、私の若い頃、タバコが害悪!
とはほとんど周知されていなかったと思います。
会社で男子社員の机には当たり前に灰皿がありました。
会議室にお茶を運ぶと(お茶くみ!)煙でもうもうでした。
「タバコは体に~~」と一般的になったのは、
いつ頃からだったでしょうか?
それでも「体に悪いが、心に良い」
な~んて言いつつ喫煙室で吸っていました
やめよう、に至った要因。
「喫煙場所が減った」これにつきます。
迷惑はかけられないので、喫煙できる場所でだけと思うと、「いつも吸いたいのに吸えない」
つまり、いつも我慢していることになります。
いつも我慢している、ずっと我慢している、のなら、
まとめてしっかり我慢してやめればいい。
と思っていたところに知人が禁煙し、
「本を読んでやめたんです」と聞きました。
かの有名な〈禁煙セラピー〉
私は初耳でした。(決して本の宣伝ではありません!)
……続く
森茉莉〈私の中のアリスの世界〉
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
20代の頃から何度も訪れる私の〈森茉莉ブーム〉
この本はエッセイのアンソロジーで、10年以上前に
出版されたものを最近購入しました。
以前から所有している本でも、小さいフォントのものが
さすがに読めなくなり、その代わりにと思ったのです。
ところが、意外に未読のエッセイも多い。
もっと早く買えばよかった。
ハードカバーで、表紙は森茉莉が好みそうな
あわ~いコーラルピンク。
最近ではめったにお目にかかれない、改行が少なく一節が長い長い、さすが森茉莉という文章。
それを読ませる技量の凄まじさ。
繰り返し読まずにはいられません。
ですが、もしも神様から、
「来世では森茉莉の人生をどうぞ」と言われたとしたら?
これはもう、謹んで謹んでご辞退!
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
経理担当者が数年で変わる会社があります(十年もたない)私が考える原因の第二は、
・経営者が経理嫌い!?
起業しようと考える場合、当然ですが、
「売るモノがある!」と思うからです。
会社員としての職種、例をあげるなら営業職・企画職。
そしてこれらの職務能力は高いけれども、実は「書類嫌い」という方が結構いらっしゃいます。
能力のタイプの違い、でしょうか?
一方、法人でも個人でも「事業」を行えば、社内と外部から書類、書類、書類。
営業自体とは別に、行政関係の書類がまずあります。
金が動けば経理関係の書類。人を雇えば総務関係の書類。
書類、書類、書類。
現在あらゆるシーンで、データ化・データによる保存が進んでいるとはいえ、やはり「紙」の多さは否めません。
しかも、やっと黒字転換すると「多額の納税」
資金繰りに油断して、これで融資を受ける場合も少なくありません。『ようやく黒字になったのに、何故だ?』の怒り。
かくして、その憤懣がなぜか経理担当者に向けられる!
「経理はうるさいな」「経理はいいつも細かいな」
「決算、面倒だ」「うるさいわりに税金こんなに払うのか」ついでに「税理士もうるさいな……以下同文」
しかも、経理関係を「ただの後始末」と認識するのなら、「後始末で一円も金は増えない。それにまた金かけて……」と感じてしまいます。
金を稼がないのに金がかかる部署が経理、という認識。
う~ん。
書いていて悲しい。
過去に勤務した創業オーナー企業、経営者の顔が……
だってね、経営者が経理嫌いでは会社はもたない……
数値の把握はなんのため?
情報の収集→分析→展開→予測のためなのに。
若松英輔:〈悲しみの秘儀〉
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
著者自身の言葉と引用によって紡がれ、
一節一節が苦しく優しく厳しく美しい一冊。
ページをめくるごとに深呼吸をしながら、
時間をかけて、ゆっくり大切に読みました。
あるときはその悲しみに立ち向かい、
あるときはそれを乗り越えようともがく。
しかし、それらの悲しみは決して消えない。
人は悲しみとともに生きている。
闇の中を手さぐりで歩いているとき、
片方の隣にはやがて訪れる自分自身の死があり、
もう片方には既に喪われた者たちへの悲しみがある。
けれど闇が深いほど、わずかな光がくっきり浮かび上がる。それを道標に、生き続ける勇気を持つことができる。
良い本に出会った喜びを、しみじみ感じた春の休日でした。
さあ、頑張ろう!!!
4月1日からの〈成人〉
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
選挙権は前倒しでしたが「18歳から成人」の諸々
この4月からスタートです。
税制の場合、主に相続・贈与関係に影響します。
それよりも社会的影響が危惧されるのが「契約」
昔、法人ってつまり何? と思ったとき、
「法人格を与えられ~~」とモノの本で知り、
はい、だから何?
「契約の当事者になることができる」
なるほど、と納得しました。
自然人ではないけれど、契約を結ぶことができる。
法的な拘束力をもつ「契約」ができてこそ、
法治国家において「一人前」です。
その「契約」が、この4月以降は、18歳になったら本人の判断でできてしまいます。
当然リスクがありますから、消費者庁も、
〈LINE公式アカウント:消費者庁若者ナビ〉
まで、作っています。
なるほど、とネットで見ていて、初めて知りました。
「消費者ホットライン188」のイメージキャラクター、
「いややん」
いややん、ってあなた……
こういうことばっかり経費かけて……
でも確かに覚えやすい。ムムムッ。
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
経理担当者が数年で変わる会社があります(十年もたない)私が考える原因の第一は、言わずもがなですが、
・経営者一族の公私混同
経理職はすべてを知ってしまいますから、酷い公私混同を日々目にすると、じわじわと「あほらし~い」気分に。
社長が幹部社員を引き連れて、綺麗な女性のいる店に入りびたり、というのはまだマシです。
(それが経営に寄与するかもしれませんから)
問題は一族郎党の私費。
むかしむかし、若かりし私が経理担当をやっていた会社で、下着!の領収証を社長夫人から渡されたことがあります。
シャンプー、リンス、はてはお米、子どもの三輪車まで。「何とかして」とおっしゃられても……。
社長一族の公私混同は、いずれ社内周知の事実に。
モチベーションの低下もですが、下は上に倣いますから、
社内のあちこち、あらゆるシーンで不正が蔓延します。
誰もが少しずつ誠実さをなくし、それが常態化します。
「仕事で誠実さをなくす」これほど恐ろしいものはない。
誰しも「ここは誠実に」「これはちょこっと不正を」
と使い分けはできず、結局、組織を蝕んでいくからです。
件の、下着!の会社も、私が退職後数年で倒産し、
社長は自己破産したと風の噂に聞きました。
とても残念なお話です。
続く