福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。
ありきたりですが不変の法則、
「危機は好調期にあり」
私は経理・総務職に携り、中小零細企業を転々としました。ある程度の年齢で中途採用だと、ほぼ創業企業になります。多くの企業は、創業し3年以内に誠に残念ながらとなるか、好調期が訪れるか、いずれかです。
好調期ならこのときにこそ、内部の組織づくり・引き締めに着手すべきです。何故なら、例えば諸経費削減。
不調になってこれをしたのでは、
社外=ああ、とうとうこういう事を始めるほど苦しいのか
社内=売上あがらず士気低下中、経費でわあわあ言われてはむしろ逆効果になってしまいます。
好調期にこれを行えば、
社外=業績があがっていて、さらに引き締めか、堅実だな。社内=こちらは人件費で報いれば、諸経費削減くらいOK!
このことは、どちらの経営者・幹部社員も当然ご承知です。しかし、好調⇒皆忙しい⇒急がないことは先延ばし
急がないが重要なことは、放置すると手遅れになります。
蟻の一穴が堤を破壊するように、社内の弛緩した空気や、
無駄な派閥の発生は組織をゆっくり蝕みます。
好調期にいかに次の種まきをし、畑の手入れをするか。
いうは易く……とはこのことです。
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